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サスペンドモードから戻らない症状
Ubuntuをデスクトップマシンにインストールして一年、なんだかサスペンド(スリープモード)からの復帰の調子が悪い。前はそんなことがなかったのに、いつのまにかサスペンドモードからの戻りが悪くなりました。
しばらくPCを放っておいて、スリープモードに入ってしまうと、その後キーを押したりしてもすぐに復活しない。それでもスリープモードを使わずシャットダウンすれば特に大きな問題じゃなかったので放っておきました。
すると今度は別の症状が起き始め、電源を最初に入れた際に、モニターに一瞬Ubuntuのロゴと共にピンクの画面が表示されたりしたあと、ログイン画面に移行せず、”No signal”の表示になってしまい、パソコン自体の起動はしているのにモニターには表示されない状態に……。
その度に再起動してみると何とかモニターに表示されたりもするが、OS側で色々チェックしてみたりしても原因が分からない…。ググっても解決策が見つからない……。これがずっと続き、気がつけばこのサスペンドから戻れない、そもそも最初に起動もできないという状態が毎回となってしまい、もはやまともにOSの起動もできないような状態になってしまいました。
かなり困りました。
原因判明の経緯
しかし、あるきっかけで意外な原因が判明しました!
ある日、友達が持ってきたPS4を私の4Kモニターに繋げるため、HDMIケーブルも一緒に持ってきていました。それでPS4で遊んだ後、パソコンをちょっと一瞬だけ使おうと思って、私が元々使っていたHDMIケーブルではなく、既にモニターに刺さっていた友達が持ってきたHDMIケーブルの方をパソコンに挿しました。そのままPS4用に使っていたそのケーブルを挿したまま起動してみたところ……上記の症状が一切なくなりました!
なんと、原因はHDMIケーブルだったのです。Ubuntu側の問題ではありませんでした。
それ以来、ケーブルを買い替えてからはこのようなサスペンドから復帰しないという症状は一度も起きず、問題なく起動したり、キーを一つ打てばサスペンドから戻ったりできるようになりました。
今回はたまたまPS4を使おうとしてモニターが一つしかなかったので原因が判明しましたが、同じようにLinuxOSが起動しない、スリープモードからの復帰が不安定などの症状が表れた方は、一度モニターを接続しているケーブルを変更してみると解決する可能性があります。
まとめ
てっきりOS側の問題だと思っていたので、モニターに接続するケーブルとは盲点でした。
今回のハードウェアの調子が悪い場合って気づかないことが多いのでこういうトラブルでも見落としガチですが、OS側からトラブルの原因が掴めない場合には、ケーブルだったり、モニタだったり、キーボードやマウスなどの入力デバイスが原因の場合もあると思うので、予備があるものはハードウェアを一通り置き換えて調査してみるのもアリだと思います。